暮らしのチエ

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腰痛の危険度チェック

多くの腰痛は、急いで受診する必要のないものですが、なかには、放置すると危険な腰痛もあるので、腰痛に悩んでいる人は、その危険度を自分でチェックしてみましょう。

チェック項目は、「じっとしていても痛む」「背中が曲がってきた」「お尻や脚が痛む・しびれる」「脚のしびれにより長く歩けない」「体を動かしたときだけ 腰だけ痛む」の5つです。

この内、「じっとしていても痛む」に該当する場合は、重い脊椎の病気や内臓の病気の可能性が考えられるため危険度は大です。

「背中が曲がってきた」に該当する場合は、骨粗しょう症によって背骨がつぶれる圧迫骨折が起きている可能性があります。

骨粗しょう症は骨の中がスカスカになる病気で、閉経後の女性に多く起こりますから、50歳過ぎから背中が曲がってきたら要注意です。

「お尻や脚が痛む、あるいはしびれる」か「脚のしびれにより長く歩けない」のいずれか1つでも当てはまる場合は、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなど、腰の神経の障害が原因で症状が起こっている可能性があります。

これらの病気は進行することがあるため要注意です。

これらは、いずれも深刻な事態を引き起こす可能性があるで、一つでもあてはまる場合は、医療機関を受診することがすすめられます。

「体を動かしたときだけ腰だけ痛む」に該当する場合は、腰の椎間関節や筋肉などが原因の腰痛である可能性が高いため、当面の危険はありません。

たいていは、1か月以内に痛みがなくなる心配のないものです。

ただし、症状が悪化した場合や3か月以上症状が続く慢性腰痛の場合は、整形外科を受診することがすすめられます。

腰痛を根本から改善するには