食べたものを分解・吸収する胃腸の働きには、酵素が不可欠ですが、元々体に備わっている消化酵素や代謝酵素。
そして、発酵食品や生の果物や野菜、魚などに含まれる食物酵素などを上手に活用すると、腸の働きをさらにスムーズにすることが出来ます。
食物酵素はそのまま体に吸収されることはほとんど無ありませんが、栄養素を強化し消化・吸収を高めることで、体内酵素に働きかけて活性化し、健康な体を作ります。
この「酵素食」にぜひとも取り入れたいのが「お酢」です。
お酢は単独でも、カルシウムの吸収を高めたり、血圧・血糖値を抑える作用があることが分かっていますが、さらに、食物酵素の働きを活性化する作用もあるのです。
生野菜の酢の物が、古くから日本の食卓にあったのも、やはり先人達が経験の中から体によいことを知っていたからに違いありません。
イタリアなどでも、「バルサミコ酢」と呼ばれるブドウの果汁を熟成させたお酢を、オリーブオイルとともに生野菜にかけて食べる習慣があります。
お酢と生野菜の組み合わせは、世界中で広く健康食として愛されているんですね。
人間の健康と酵素との関係