暮らしのチエ

日常の暮らしに関するお話

子供に携帯は必須?

東京都の調査によると、2013年1月の時点で、都内公立学校の児童1万9210人の内、携帯電話を利用している児童・生徒の割合は64.5%で、前年より約5%増加した。インターネットに接続したコンピュータを利用している児童・生徒の割合は64.4%で前年から1.5%減っている。

また、児童・生徒のうち13.9%は、チェーンメール / 知らない人からのメールなどのトラブルの経験があると答えている。

なお、スマートフォンを利用している児童・生徒の割合は35.5%となっており、前年と比較すると約2倍に増加。

携帯電話のフィルタリングに関しては、全体の44.1%が「付けている」と答え、34.1%は「付いているかどうかわからない」と答えている。

携帯を持っている児童が、多くなったとは知っていたが、インターネットやスマートフォンを利用している割合が、こんなに多いとは驚きであり、時代の趨勢とはこんなものなのかと、改めて感じ入った次第だ。

もう、世の中の情報は、大人や特定の機関が独占する時代ではなく、年齢を問わず、だれでも、必要な情報は手に入れることができるということだ。

また、コミニュケーションの手段も多様化し、もうこの流れを押しとどめることは出来ないということを示している。

しかし、問題なのは、事の善悪を判断する能力・知識・経験が未熟な子供達が、大人と同じレベルの情報やコミュニケーション手段を持ち、何ら規制をすることなく使っていることだ。

昔は、同級生や友達の悪口は、影口程度であったため、その範囲は一定の範囲の人間に限られていたが、メールやメットで悪口を流せば、瞬時にして、一度に大量の人に広がり、場合によっては、社会問題に発展する可能性を秘めており、これを苦にして、自殺という悲劇を招きかねない。

このため、同級生からの悪口を恐れ、常に、メールをチェックし、交流しておかないと、心配でおられないという、いわゆる、携帯依存症という現象も出ている。 子供が携帯やスマホを使える時間を制限するとか、携帯やスマホの正しい使い方を学校できちんと教え、ルールに従った使い方をさせるなどの工夫が必要ではなからろうか。携帯やスマホが、子供たちにとって、あるいは、社会にとって凶器とならないためにも。

慰謝料を請求できる場合とは