暮らしのチエ

日常の暮らしに関するお話

ストレスが引き起こす疾患

ストレスは身体に様々な悪影響を及ぼします。

急性胃炎
ストレスが原因で胃の粘膜がただれ、みぞおちが突然キリキリと痛むことがあります。
時には、吐き気や下痢をともなうこともあり、ひどい場合は嘔吐や吐血、下血を起こすこともありますが、多くの場合、安静にしていれば2~3日で治まります。

慢性胃炎
慢性的なストレスに晒されると、胃の粘膜が弱まり、炎症が繰り返されて治りにくくなります。
突然胃痛や吐き気が起こり、胃もたれ、胃痛、胸やけ、膨満感、吐き気、げっぷなどの症状が慢性的に繰り返され、場合によっては、胃潰瘍に進行することもあります。

■神経性胃炎
精神的なストレスや過労が原因で自律神経がバランスを崩して起こります。胃酸が過剰に分泌され、気分がふさぐ、のどがつかえる、胸やけがする、胃が痛むなどの症状を引き起こします。
胃潰瘍 胃粘膜に傷をつけ、さらに胃酸や消化酵素が、胃粘膜や胃壁を消化することにより起こります。
みぞおち周辺がズキズキとした重苦しい痛みを伴います。胃に入った食べ物が潰瘍を刺激して痛むので、食事中から食後の痛みが多くなり、胸やけや胃もたれを伴います。

■十二指腸潰瘍
粘膜が傷つき、さらに消化作用を持つ胃酸・消化酵素が十二指腸の粘膜や壁を消化することにより起こります。

過敏性腸症候群
精神的ストレスや情緒不安定などが原因で、腸のぜん動運動に異常が起こり、腹痛を伴う慢性的な下痢や便秘などを引き起こします。

不眠症
特に疾患がないのに、なかなか眠れない、熟睡できず途中で何度も目が覚めるなどして、熟睡できないため疲労感がとれず、朝起きる気力が出ないなど日常生活に支障をきたすような状態が続きます。

うつ病
だるさや疲れがとれず、気力が低下したり、落ち込んだりして興味や楽しい気持ちを失い、それを自分の力で回復するのが難しい状態に陥ります。食欲の減退、睡眠障害、集中力の低下、体の動きが鈍る、イライラして焦る気持ちが強くなったり、疲れが激しくなるなど、心と体の双方に症状があらわれます。

自律神経失調症
ストレスで自律神経が乱れ、心や体に不調があらわれた状態です。不安や緊張、抑うつ、多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。

生活習慣病とは