身体の水分は、汗や尿だけでなく、呼吸や皮膚からの蒸発によっても排出されており、1日あたりで失われる水分量は、皮膚から約600mℓ、呼吸から約300mℓと、実に1ℓ近くの水分が、
ただ座っているだけでも失われていきます。 適度に水分補給を行っておれば問題ありませんが、仕事に集中して水分補給を怠ると、水分不足に陥って血液の粘度を高め、エコノミークラス症候群に見られる静脈血栓をつくる可能性もあります。
このため、常温の水分をこまめに補給することが大切です。水分補給のやり方は、1時間にコップ1杯を目安に少しずつ飲み続け、1日1500mℓほどを摂取するのが良いと言われております。
冷たい飲み物を一気に飲んだ場合は少しずつ飲んだ場合に比べ、たとえ総量が同じでも、脱水した分量の６～７割程度しか回復できないそうです。
こまめに水分補給を行うなら、飲み物を手元に常備しておくことも大切です。そこでおすすめなのが、水分補給効果の高いイオン飲料です。
イオン飲料は水よりも早く水分が吸収され、長く潤すことができます。これに対し、日本茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲料は、利尿作用により、水分の補給にはあまり適していません。
