暮らしのチエ

日常の暮らしに関するお話

子供を叱るとき、やってはいけないこと

子は親の鑑と言いますが、子供は親の背中を見ながら育ちます。親がだらしないと、子もそれを真似してだらしなくなります。子供にとっては、親が判断基準ですから、それが良いものと思ってしまうのです。

でも、親も人の子、年から年中、聖人君主のように、理想的な立ち居振る舞いが出来るわけではありません。

忙しい時、イライラしている時、ついつい子供に対してつらく当たったり、叱ったりします。でも、子供をむやみやたらに叱ればよいと言うものではありません。

感情に任せて叱っていませんか、そうすると子供は何で叱られているか分からず、情緒不安定な子になってしまうことがあります。一度、深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱りましょう。

また、いつまでもクドクドと叱っていませんか。そうすると、親の伝えたいことは心に残らず、ただ怒られているという印象だけが残ってしまいます。

兄弟喧嘩した時、その理由を聞かずに、上の子を叱っていませんか。あるいは、子どもの話を聞かずに、一方的に叱っていませんか。まずは、冷静に子どもの話を聞いてあげましょう。

両親が一緒に叱っていませんか、そうすると、子どもの逃げ場がなくなってしまいます。どちらか一方がフォローしましょう。

誰かと比べて叱るのもNGです。「○○ちゃんは上手なのに」とか「お姉ちゃんはもっと勉強できたのに」と比較していると、ひがみやすい子になってしまいます。

また、いつも同じ子と比較していると、その子が嫌いになってしまう場合もあります。

また、一貫性を持って叱らないと、子どもは親に不信感を抱きます。母親と父親の言うことが違うと、子どもは迷ってしまいます。

「勝手にしなさい」、「出て行きなさい」など、子どもを突き放す言葉は、心に深い傷となって残るので絶対に使ってはいけません。

昔のことまで引っ張り出して叱るのもNGです。過去のことを言っても意味が無い上に、子どもが嫌な思いをするだけです。

体罰は子どもの心に深い傷を残しますし、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、友達にも乱暴を働くようになる場合があります。

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